１１／０２（日）【味方が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法師、追放されて最強を目指す】 主人公を追放するアホの中では、比較的マシな部類っぽいな。

終末ツーリング

　

あらあら、泥塗れ。

・・・ま、一度汚れるとどうでもよくなるよね。

　

まぁ着替えくらいは持ってるよな、そりゃ。

定期的な洗濯は大事だよね。

　

テントも持ってたか。

野営も問題は無さそうだな。

　

一度シェルターに戻る？

戻ったらもう出掛けるのは無理なんじゃないのか？

や、確かにバイクの整備は必要だけれども。

　

無風で無音？

何か起こる前触れじゃなかろうな。

・・・お、魚群だ。

　

！？月が・・・ちとデカすぎだろ。

どうなってんだ。

　

・・・・・・アレが目の錯覚とは思えないんだが。

！タイヤがパンクしちまった。

・・・胸騒ぎの正体がこれだって？

本当にこの程度なら良いのだが・・・。

　

！あっという間に雷雨・・・胸騒ぎはこっちっぽいな。

えっこの中を行くのか、大丈夫かしら。

　

海ほたる到着・・・しかし凄い波だったな。

浚われたら一発アウトやったろう。

　

ああそうか、昨晩のは嵐の前の静けさだったわけだ。

！？何か大量にいるぞ、これは・・・まさか、ネズミ・・・？

　

　

味方が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法師、

　

追放されて最強を目指す

　

・・・またサンダーボルト・・・おまけにもう限界だって？

根性見せんかい。

　

お？何か出てきた。

ヴァジュラ・・・よく分からんが、雷獣みたいなもんかね。

！フロアボスを噛み砕いた、漸く決着か。

　

Sランク昇格の推薦・・・ま、資格は十分なんじゃないかな。

Sランクのピンチを救ったわけだし。

　

む、ヴォガン・・・・・・・・・ああ、アンタもそう思ってたの。

結構話の分かる人みたいね。

！あのバカ王子も来てるのかよ・・・はぁ。

　

あん？・・・・・・へえ、かつての忠告を今更受け入れたのか。

しかし、アレクに勝てるとは・・・・・・ほう？

補助魔法の有用性に漸く気付いたのか。

おまけに覚書も読んだと・・・・・・ふむ、これは驚いたな。

心の底まで腐ってはいなかった、という事だろうか。

まさか謝罪できるとは思わなかったよ、僅かだが見直した。

　

ん、もう遅いよね。

アレクがまたグズグズ悩まなくて良かったよ。