１１／０３（金）【いぬやしき】 ああ久々にスッとした、報いを受けさせるってのはこういう事だと思うね。

このはな綺譚

いきなり怪談？でもここ、現世じゃねーだろ・・・うん。
人外のモノが呪い人形を恐れる道理は無いわな。

おー何だかんだで馴染んどる、呪い人形も形無しだ。
・・・悩まされてた悪夢も獏が食った、もう大丈夫だろ。

正式に給仕として働く事になり、名前もお菊に決定と。
供養で成仏したくないなら、それしかあるまいて。

？・・・へえ、ここで機を織るために宿泊しとるのか。
でも飯くらい食べないと、保たんのと違うん？

・・・・・・本当に飯も食わんと一心不乱に織り続けとる。
しかもちっとも楽しそうじゃない、そんなんでは良いモノなど出来んのでは。

！雨の糸で織ってるのか・・・水の羽衣でも出来るのかしら。

・・・ふ、柚のおかげで初心を取り戻したみたいだ。
そうそう、適度に食べて適度に休まなきゃね。

！できたか・・・おー虹が湧いた。

十二大戦

お偉方が賭けの対象にしとるのか、十二人の殺し合い。
ちょっとBBCを思い出すが、世界地図に影響するとなると方向性が違うかね。

必爺か、まさか優勝経験があるとはな。
・・・彼は漁夫の利狙いか？

！憂城は話し合う気は無さそうだな。
こうなっては、さすがに砂粒も戦わざるを得ない。

！？これは驚いた、迂々真が生きている。
失井は何を考えて見逃した、それとも迂々真が逃げ切った？

・・・必爺は武器商人だったか、そしてお得意様に婿養子で入籍。
孫と平和な暮らしをたっぷり満喫した頃に、例の召集令状が来たと。
孫に過酷な宿命を背負わせまいと、老骨が出張ったわけね。

！！毒の結晶を飲まなかったのか、便利な髭だな必爺。

・・・後者だったか、やるじゃん迂々真。

っ・・・失井の気配をいち早く察知して逃げたか。
おまけに爆弾の置き土産までして。

！！音でも光でもなく、振動で敵を察知してるのか。
死体のクセに生意気な。

・・・確かにどう見ても弱そうだ、ずっとそこで泥酔してたのか妬良。
！気配察知されてんじゃねーか、必爺。

いぬやしき

・・・女をヤク漬けにして使い捨てるだと・・・最悪のクズだな。
獅子神とは別の意味で。

平凡なサラリーマンと、美人なパートさんのカップルか。
この物語でそんな幸せが続くとは・・・っ。
さっきのクズに攫われた上、ヤクまで打たれたかも知れない。
下手するとレイプも・・・っ！！
手首を斬り付けて、何とか逃げ出す事まで成功するとは。

！！まさか、もう・・・幾らなんでも早過ぎる。
あ、荷物から住所を・・・何てこった。

ダメだって、金でどうにかできるような相手じゃ・・・？
まさか悲鳴を聞いて駆け付けたのか、うーん素晴らしい。

！？おいおい、数回銃で撃たれた程度で気ぃ失ってどうする。
・・・結局、あの子は連れてかれちまったようだ。
！良かった、彼は何とか蘇生できたか。

！ほんの少しの通話で位置まで・・・お見事。
うむ、一刻も早く乗り込まねばな。

・・・よし、もう撃たれても失神したりはせんね。
徹底的に完膚なきまでに潰せ、この組の全ての勢力を根こそぎだ。
二度と下らん真似が出来ないように。

！気は失ったが、その間に連中全員の目と頸椎を潰した・・・。
いやはや本当に素晴らしい、ただ殺すだけなど余りにも温過ぎるもの。

おー彼女がすっかり元気に・・・恐らく、打たれた覚醒剤も消去したはずだ。
今度こそ、二人で幸せになっておくれ。