０３／１２（日）【最強陰陽師の異世界転生記】 グライの精神的成長には本当に驚いた。

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件

・・・なるほど、そういう事。

周は友人に裏切られ、人間不信に陥ったと。

周が抱え込んでたモノはこれか。

似たような経験がある身としては他人事じゃないな。

・・・羨ましいな、実に。

自分にも真昼みたいな子がいてくれたら、と思ってしまう。

おかげで未だに、家族以外で心から信用できる相手はおらんよ。

！この間のデートの件か、やっぱ目撃されてた。

・・・・・・おお、真昼がデートだったと認めたぞ。

一番大切な人、か。ふふっ。

・・・今のままでは、と思ったわけね。

自ら思い立ってトレーニングするのなら、三日坊主にはなるまい。

！真昼、今、添い寝って言おうとしたかい？

微笑ましいったらないのだが。

・・・これまたとんでもない夢を見たもんだねぇ。

！まさか夢の内容を詳しく聞いてくるとは。

真昼の好意が留まるところを知らない。

・・・・・・10位以内に入ったら、御褒美が出る事に。

耳掻き付きの膝枕かー。

皆で勉強会・・・もう優太もこっち側だのぅ。

少しずつではあるが、事情を知る人間が増えていくね。


最強陰陽師の異世界転生記

殿下？・・・えっと、王女様か？

帰省？

・・・・・・それって、冒頭の殿下の事ですかねぇ。

まあ政治が絡むと面倒なのは何でも同じだが。

！ち、いたのかよ・・・グライ。

できれば会いたくなかったのに。
えーアミュと試合う事になった・・・面倒な。

ぬ、アミュを騙し討ちしやがっ・・・、・・・？

まともにやり合ったら負ける、と認めた？

以前のコイツなら、絶対に認めなかったろうに。

・・・おまけに聖皇女フィオナの側近とは。

それなりに部下にも慕われてるようだし、ほとんど別人のようだ。

セイカに対して思う所はまだあるようだが、これなら許容範囲か。

これほどの精神的成長を果たしてるとは驚きである。

しかしフィオナか、だいぶクセの強い人物のようだな。

油断は禁物っぽい。

ん？・・・・・・この人、イーファの父親とかかしら。

セイカを随分と警戒しとるようだが。

一方、ブレーズはセイカをちゃんと信用してる様子。

！夫人から声が掛かるとは、しかももっと手紙を寄越せとな。

どういう心境の変化なのやら。

・・・いや、本当にグライ本人なのか？

あの頃のクズっぷりが全く残っとらん。

聖皇女の存在よりもインパクト強いわ。

未来視の能力・・・託宣の巫女の娘・・・。

随分と重いモノを背負ってんだな、フィオナは。

そりゃああいう性格にもなるか。


老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます

何で花火なんぞ大量に・・・ちゃんと元取れると良いが。

異世界で食材調達して、地球で傭兵さんたちとバーベキュー。

・・・角のある兎の写真なんぞ、広まっても大丈夫なんだろうか。

断熱シートとどこでもテントを求める客が来た。

・・・・・・今後、売れ筋商品になるかな？

そうだろう、異世界人だからな。

いくら調べてもそれ以上の情報は出てこぬよ。

ん？国境がきな臭いって・・・ほーう。

侵略の予兆があるのか。

・・・そうねえ、いざって時はそれで良い。

あらまあ、光波が王城に顔パスだ。

・・・・・・まさか軍議に呼ばれるとはね。

！こんなところまで刺客が・・・・・・ぬう。

光波とアレクシスが傷を負っちまった。

しかしこのくらいなら、死ぬことは無いはずだが。

ところで地球の銃弾は、こっちの鎧じゃ防げないようで。

？どうした光波、急に。

・・・そうか、もう自嘲は止めるか。

では急いで動かねばなるまい。

まず、アレクシスの治療は傭兵さんたちにお任せ。

そして・・・・・・・・・・・・うーむ。

隊長さんだけ連れてくる事になっちゃったか。
にしてもやはりあの角兎、学者に目を付けられたかー。

！銃弾食らっても、何事もなかったように起き上がってきた。

ゴブリンがまるでゾンビみたいではないか。

・・・気付いてない？痛覚が無いって事か？

じゃあ頭でも吹っ飛ばすしかないのかしら。